高校数の世界

福西@数の世界です。

昨日は、T君に先週言っていたプレゼンをしてもらいました。高校二年生がこれほどまでに的確な日本語で人に説明できるものなのかと本当にびっくりし、頼もしく思えました。
製作過程の状況もよくわかり、彼が夏休みに充実した3日間を過ごしたのだなということも伝わってきました。「2400円で地球の半径を測ろう!」は自分の中でのいい金字塔にしてほしいと思いました。

A君には、2×2の行列が与えられたときの、その固有値を出す公式を自前で持っている点に驚きました。普通固有値は、det(A-λE)=0 の固有方程式を解くところからはじめるのですが、A君はそれを先にしておいた結果を二次方程式の解の公式のように「λ=…」と公式にして覚えていました。これは「使える!」というものを集めた自分の道具箱をA君が持っていることには、いつもながら感心します。

普段の授業の方では、

A君 固有値問題の説明 
   Ax=λx かつ x≠0 ⇔ det(A-λI)=0
   AP=PΛ
P(対角化行列)の作り方
 
   京大一次の問題

T君 無理関数
   逆関数(y=xについて対称なこと。例:y=e^xとy=logx)

をしました。