福西です。
『王への手紙』(トンケ・ドラフト、西村由美訳、岩波少年文庫)を読んでいます。
ティウリは宿屋の主人から、白い盾の黒い騎士が赤い盾の黒い騎士に決闘を挑まれたことを知ります。そして二人が決闘を行っている森へ急ぎます。
受講生の要約です。
4 宿、イカルヴァラ
S.K.君
ティウリは、宿の主人を起こす。主人は怒るが、ティウリの切羽詰まった声から事の重大さを察し、ドアを開ける。
主人は、「白い盾の黒い騎士はここにはいない」と告げる。昨日の朝にその騎士が来て、顔を隠したまま泊まっていたこと、夜に、一人の赤い盾の黒い騎士が、白い盾の黒い騎士に決闘を申しこんだこと、二人の騎士が向かった方向のことを話す。ティウリは、主人にお礼を言い、急いで、白い盾の黒い騎士の所へ向かった。
Y.Y.君
ティウリは主人をおこし、白いたての黒い騎士のことをきく。「白いたての黒い騎士は、赤いたての黒い騎士とでかけた」ときく。もうすこし話をすると、決闘をしにいったということがわかり、すぐに馬にのってその方こうにいった。
H.F.さん
ティウリは急いで宿へと向かった。ティウリは正面のドアをノッカーでドンとたたいた。宿は静かなまま。2かいめにたたくと男がまどからみをのりだした。ティウリはいっしょうけんめいおねがいし、男は下にいくといった。主人は、白いたての黒い騎士はここにいないと言った。いきさきはしらない。そのあと、ティウリは主人に話をきくため宿に入った。「黒い騎士はきのうきた。そして、ずっと顔をかくしていた」と主人は言った。ティウリは主人からのしつもんにはこたえない。気を悪くした主人だが、また話しはじめた。「二時ごろドアがたたかれ、もう一人の騎士にあけてくれといわれた。起こしにいこうとしたが、白いたての黒い騎士はもういて、ふしぎなぎしきのようなことをした。そして森へいった」と。ティウリはその話をきくと、ありがとうといって、大いそぎで森へ向かった。