「クローディアの秘密」を読む(読了)(西洋の児童文学を読むA、2021/11/4)

福西です。

11/4に、小学生クラスで、『クローディアの秘密』(カニグズバーグ、松永ふみ子訳、岩波少年文庫)を読了しました。

10章「家出のおわり」の受講生たちの要約です。

S.K君

二人は、それぞれがテープレコーダーに話を吹きこむ間、ジェイミーはフランクワイラー夫人と戦争ゲームを、クローディアはフランクワイラー夫人の邸の中をひと回りしていた。

次の日の朝、シェルドンにロールスロイスで家に送ってもらった二人は、車内でフランクワイラー夫人を自分のおばあさんにすること、お金がたまるとこっそりフランクワイラー夫人の邸を訪れることを話していた。二人はその二つのことを二人の秘密にしようとしていたが、ジェイミーがボタンを押して遊んでいたので、シェルドンに聞かれていて、夫人に報告される。

夫人は、サクソンバーグさんへの手紙を書き終えた。ミケランジェロのスケッチをクローディアに遺贈する項目を加えた改訂版は、メトロポリタン美術館の食堂でサインすることとなった。

H.Fさん

クローディアとジェイミーはテープレコーダーに話を吹きこんだ。ジェイミーとフランクワイラー夫人は夫人のカードで「戦争」をし、ジェイミーは三十四セント夫人からとった。そこに、クローディアたちの両親から電話が入り、両親はいろいろ心配した。夫人は、「家で待っていてください。」とときふせた。夫人とふたりはロールスロイスで明日乗せて帰るという約束をした。

ジェイミーがテープレコーダーに吹きこむ番になると、スイッチをおしたりとさわぎだした。夫人はしかりつけた。クローディアは、その間やしきの中をひとまわりした。

翌朝、夫人はシェルドンにふたりをグリニッジまで送らせた。シェルドンは夫人に次のようにつたえた。(報告を)

「はじめのうち、ぼっちゃんの方はうしろの席のボタンをおしどおしでございました。社内通話そうちのボタンを切るのをそれとは知らずお忘れでした。それでわたしはふたりの『夫人はなぜ天使を売ったのか』『夫人を自分たちのおばあちゃんにしよう』というような話をききました」と。

フランクワイラー夫人には、夫人と、サクソンバーグさんのひみつがあった。それはふたりが恋人だということだ。だから、フランクワイラー夫人がふたりのおばあちゃんになるのなら、サクソンバーグさんもおじいちゃんになるということだ。それと、美術館にだれかがかくれていたことも、明かされた。でもふたりはそのことを知らない。

Y.Y君

フランクワイラー夫人は、クローディアとジェイミーに家出のことを聞くため、おそくまで起きていた。クローディアがテープレコーダーに吹き込む間、夫人とジェイミーは「戦争」をした。ジェイミーは三十四セントとった。夫人は、二人を好きなへやでねかせ、朝、夫人の車で家までおくってもらった。二人は、車の中で夫人をおばあちゃんにするという二つ目のひみつを作る。が、そのことはばれてしまった。家についてハッピーエンドと思いきや、メトロポリタン美術館で二人のこんせきが見つかった。

読了、おめでとうございます!