「星モグラサンジの伝説」を読む(ことば3~4年、2021/11/2)

福西です。

『星モグラ サンジの伝説』(岡田淳、理論社)を読んでいます。

4「北のはての使者は、まじめモグラだった」を読みました。

野原の北のはての使者が、運よくサンジをつかまえます。けれどもサンジの行動が速すぎて、伝言を伝えられません。サンジは、野原の果てにいる「ヘビ」の情報を北の使者から聞き出すと、すぐに立ち去ってしまったのでした。

ヘビは、隕石の落ちた穴に住んでいました。サンジは、隕石の「いいにおい」につられて、ヘビに近づきます。

ヘビは、甘ったるい声(へたなモグラ語)でサンジを眠らせようとします。しかし、間一髪のところで、サンジはヘビを真っ二つにします。

ヘビを食べた後、隕石も食べます。

その隕石の、なんとおいしいこと!(ここでは語りつくせません)

サンジは深く感動し、新たな隕石を求めて、旅を続けるのでした。

 

次の俳句を紹介しました。

跳箱の突き手一瞬冬が来る    友岡子郷

かくれんぼ三つかぞえて冬となる 寺山修司

大根の白さは生きてゆく白さ   中村明子

11/7が立冬。そこから暦の上では冬になり、俳句もそれに準じます。

「冬が来る(となる)」が初冬の、「大根」が三冬の季語です。

クラスでは、寺山修司の句が一番人気でした。