『しずくの首飾り』を読む(ことば2年、2021/10/13)

福西です。

『しずくの首飾り』(ジョーン・エイキン、猪熊葉子訳、岩波少年文庫)を読んでいます。

第4話「ジャネットはだれとあそんだか」を読みました。

「おもちゃのチャチャチャ」の歌詞にあるような内容です。

ジャネットは、誕生日にプレゼントをもらいます。けれどもジャネットにはお母さんはなく、お父さんはお仕事です。

夜中、さびしいジャネットをあやしてくれたのは、プレゼントの本の中から出てきた妖精たちでした。

妖精たちはたなの上に

人魚たちはおふろのなかに

ペンギンたちは冷蔵庫のなかに

ウサギたちは石炭入れのなかに

クジャクたちはテーブルの上に

そしてアザラシたちは流しのなかに

いたのです。

そこへ、最後にトラがやってきます。

トラは自信過剰な乱暴者。動くと衝突するので、みんなから嫌がれます。

けれどもジャネットはトラの背中にまたがります。

トラは意気揚々、夜の空にかけ上ります。

トラは、ジャネットにしっぽをくすぐられるたびに、力を発揮します。

そして、奇想天外な人助けを道中でします。

それから、急いで家に戻ってきます。

途中、お父さんの乗っている汽車が見えたからです。

ジャネットがベッドに入ると、妖精とトラたちも本に戻りました。だから、ジャネットとだれがあそんだのかは、だれにも分かりません。

朝起きて、人魚のうろこやトラのひげを見つけたジャネットのほかには。