「西洋近代思想の古典を読むクラス」では、ジョン・ロックの『統治二論』を秋学期から読み始めました。
テキストに用いているのは、『完訳 統治二論』(加藤節訳、岩波文庫)です。
この本は、「第一篇 統治について」「第二篇 政治的統治について」に分かれており、両篇あわせて30章から成っています。
秋学期の前半が終わった時点で、第一篇の9章「アダムからの相続による君主政について」の途中です。
第一篇の大部分は創世記の解釈について割かれており、社会制度がどのように宗教的な影響を受けて形成されてきたかについて論じられているそうです。
また、第一篇を飛ばして第二篇だけを読むということがされがちだそうですが、やはり第一篇を読むことで、第二篇をより深く理解することができるので、じっくり精読を行っているとのことです。
以上、担当の谷田先生から伺った大まかなお話です。
興味をお持ちの方は是非クラスにご参加下さい。(zoom対応、クラス体験も可能です)
(事務担当 梁川)