『聖徳太子 ほんとうの姿を求めて』を読む

新しい読み物に入りましたので、中高生対象「歴史」クラスについて再告知させていただきます。

9月17日から東野治之『聖徳太子』(岩波書店、2017年)を読み始めました。
クラスでは、10月1週目が過ぎた段階で、第一章を読み終えたところだそうです。担当講師によりますと、早いペースで進んでいるかといえばそうではないとのことでした。

勿論、前回テキストは「岩波新書(『武士の日本史』)」で、今回は「岩波ジュニア新書」であるという違いはありますが、一つの章を読み終えたあとは、必ず要約を書いてもらい、理解を深めてもらう時間を設けており、いつもどおりじっくりと読み進めています。

先生による、予習や下調べのポイントは、こちらのクラスページにまとめております。
>>「歴史」クラス

まだまだ序盤。ひとつの本を、みんなで意見を交わしながら、先生の解説を聞きながら、読み切るという体験を是非中高生に味わって頂きたいです。

(事務担当 梁川)


(下記は、amazonの図書紹介文より)

聖徳太子は、偉人だったのか、ただの皇子だったのか。古代史研究の第一人者が、史料をもとに、丁寧にその実像に迫ります。手がかりは、法隆寺の釈迦三尊像に刻まれた銘文や、太子の自筆とされるお経の注釈書など。著者独自の視点で史料を読み解き、見えてきた姿とは? 教科書の丸暗記ではない、歴史学のおもしろさを味わおう。