福西です。
『まだまだはらぺこオオカミ』(ストー、掛川恭子訳、岩波書店)を読了しました。
受講生のみなさん、おめでとうございます。
最後の話は、第5話「きれいになるのは、らくじゃない」でした。
オオカミは王子のような美形になって、ポリーに近づこうと画策します。
しかし、整形の手術が予想以上に手の込んだもので、しっぽを巻いて退散します。
オオカミは、(オオカミのままの)「わたしのことをもっとすきになってくれるかい?」とポリーにたずねます。
ポリーは「ええ」といいます。「いまのままのあなたがすきよ」と。
そして付け加えます。
「いまそこにいる、垣根の向こうにいるあなたがね」
と。
「いまのまんまのあなたでいてちょうだい。あたしもいまのまんまのあたしでいるから。あなたの手のとどかないところにね。」
かしこいポリーはそう言いました。
これでこのシリーズはおしまいです。
次回からは、新しい本を読みます。
『星モグラ サンジの伝説』(岡田淳/作、理論社)
お楽しみに!