「クローディアの秘密」を読む(西洋の児童文学を読むA、2021/9/30)

福西です。

小学生クラスです。

『クローディアの秘密』(カニグズバーグ、松永ふみ子訳、岩波少年文庫)を読んでいます。

8章「なぞを追って」の受講生たちの要約です。

Y.Y.君

家出7日目。私書箱は、空。国連を見学する。8日目に私書箱に手紙が入っていた。Mのマークのことはもう知っていたということを知り、クローディアは泣く。「家に帰るときは前とちがった自分になりたい」という。

ジェイミーは自分の悪いくせをなおせばいいとアドバイスする。

ジェイミーが家に帰るためのキップを買おうとするが、クローディアがフランクワイラー夫人に会うことをていあん。ジェイミーもさん成。クローディアは自信をとりもどし、フランクワイラー夫人の家にむかう。

要点が簡潔に押さえられています。言うことなしです。

 

H.F.さん

ふたりは、もう一度、洗たくした。手紙の返事があるか、ふたりは一目のぞいておかずにはいられなかった。お店でのろのろ朝食をとり、見にいったが手紙はなかった。ふたりが町をぶらぶら歩いているうちに、国連ビルまできた。クローディアは、ジェイミーにさんかしてみないかきいた。おかしをぬいてさんかすることにした。ジェイミーは、きっぷうりばの少女をうまくごまかした。クローディアはジェイミーをほめた。クローディアは自分をかえたいと思い、まねをしたが、だめだった。

よく日、私書箱にふうとうが見え、手紙をよんだ。クローディアたちからすると悲しいしらせだった。ジェイミーは、家へ帰ろうとクローディアをさそうが、クローディアは、フランクワイラー夫人のところへいこうとジェイミーをさそう。けっきょくフランクワイラー夫人の家へ向かうことにした。帰るためのお金をつかって……。

「クローディアたちからすると悲しいしらせだった」とあり、しっかり掴んだうえで、自分の言葉にして書いてくれています。

 

S.K.君

水曜日、私書箱に美術館からの手紙が入っていた。美術館もMは認識していることを知って、クローディアは泣く。

家に帰るために、ジェイミーがグリニッジ行きのきっぷを買おうとする。クローディアがフランクワイラー夫人に会いにいくことを考え、ジェイミーは賛成する。クローディアは希望を持つ。

「希望を持つ」とあるのがいいですね。行間を補って書いてくれています。

 

三人とも共通して、「クローディアが泣いたこと」「クローディアがフランクワイラー夫人に会うことを思いついた」ことを書いています。