福西です。
小学生クラスです。
『クローディアの秘密』(カニグズバーグ、松永ふみ子訳、岩波少年文庫)を読んでいます。
8章「なぞを追って」の受講生たちの要約です。
Y.Y.君
家出7日目。私書箱は、空。国連を見学する。8日目に私書箱に手紙が入っていた。Mのマークのことはもう知っていたということを知り、クローディアは泣く。「家に帰るときは前とちがった自分になりたい」という。
ジェイミーは自分の悪いくせをなおせばいいとアドバイスする。
ジェイミーが家に帰るためのキップを買おうとするが、クローディアがフランクワイラー夫人に会うことをていあん。ジェイミーもさん成。クローディアは自信をとりもどし、フランクワイラー夫人の家にむかう。
要点が簡潔に押さえられています。言うことなしです。
H.F.さん
ふたりは、もう一度、洗たくした。手紙の返事があるか、ふたりは一目のぞいておかずにはいられなかった。お店でのろのろ朝食をとり、見にいったが手紙はなかった。ふたりが町をぶらぶら歩いているうちに、国連ビルまできた。クローディアは、ジェイミーにさんかしてみないかきいた。おかしをぬいてさんかすることにした。ジェイミーは、きっぷうりばの少女をうまくごまかした。クローディアはジェイミーをほめた。クローディアは自分をかえたいと思い、まねをしたが、だめだった。
よく日、私書箱にふうとうが見え、手紙をよんだ。クローディアたちからすると悲しいしらせだった。ジェイミーは、家へ帰ろうとクローディアをさそうが、クローディアは、フランクワイラー夫人のところへいこうとジェイミーをさそう。けっきょくフランクワイラー夫人の家へ向かうことにした。帰るためのお金をつかって……。
「クローディアたちからすると悲しいしらせだった」とあり、しっかり掴んだうえで、自分の言葉にして書いてくれています。
S.K.君
水曜日、私書箱に美術館からの手紙が入っていた。美術館もMは認識していることを知って、クローディアは泣く。
家に帰るために、ジェイミーがグリニッジ行きのきっぷを買おうとする。クローディアがフランクワイラー夫人に会いにいくことを考え、ジェイミーは賛成する。クローディアは希望を持つ。
「希望を持つ」とあるのがいいですね。行間を補って書いてくれています。
三人とも共通して、「クローディアが泣いたこと」「クローディアがフランクワイラー夫人に会うことを思いついた」ことを書いています。