福西です。
『しずくの首飾り』(ジョーン・エイキン、猪熊葉子訳、岩波少年文庫)を読んでいます。
第2話「足ふきの上にすわったねこ」を読みました。
奇想天外な話でした。今回は妖精のおばあさんが、笑わせてくれたお礼に、エマに三着の服とネコをくれます。
そのうちの最後の一着を足ふきにします。そして不思議が起こります。
ネコが足ふきに乗っているときに限り、願い事が、本当になるのです。
エマはうまく願い事をして、雲の上に住み、しあわせを手にします。
おりしも、お金持ちで傲慢なスーパーブ卿から、立ち退きを命じられたところでした。
エマを乗せた風は、スーパーブ卿のリンゴ畑からリンゴもろともエマとその家を運びます。
受講生たちは、1ページごとに、ふくらんだイメージを話し出しました。
とくに、願い事のくだりでは、「わたしだったらこうする」という提案で花が咲きました。
「一人で読んだら20分くらいなのに、クラスで読んだら1時間だ」
と受講生が言いました。
そのスローをクラスの持ち味にしたいと思います。