「しずくの首飾り」を読む(ことば2年2021/9/29)

福西です。

『しずくの首飾り』(ジョーン・エイキン、猪熊葉子訳、岩波少年文庫)を読んでいます。

第2話「足ふきの上にすわったねこ」を読みました。

奇想天外な話でした。今回は妖精のおばあさんが、笑わせてくれたお礼に、エマに三着の服とネコをくれます。

そのうちの最後の一着を足ふきにします。そして不思議が起こります。

ネコが足ふきに乗っているときに限り、願い事が、本当になるのです。

エマはうまく願い事をして、雲の上に住み、しあわせを手にします。

おりしも、お金持ちで傲慢なスーパーブ卿から、立ち退きを命じられたところでした。

エマを乗せた風は、スーパーブ卿のリンゴ畑からリンゴもろともエマとその家を運びます。

 

受講生たちは、1ページごとに、ふくらんだイメージを話し出しました。

とくに、願い事のくだりでは、「わたしだったらこうする」という提案で花が咲きました。

「一人で読んだら20分くらいなのに、クラスで読んだら1時間だ」

と受講生が言いました。

そのスローをクラスの持ち味にしたいと思います。