福西です。
中学生クラスの方です。
Y.M.さんの6~8章の要約です。
6 ミケランジェロの印
日曜日の朝、クローディアとジェイミーは、中世期の部屋の礼拝堂でお祈りをあげる。そして、天使像の所に行こうとした際、守衛に見つかりそうになる。その後、初めに天使像が置いてあった台座を見る。台を包んでいたビロードにある、Mの字の跡に気づく。彫像側に彫られた、ミケランジェロのMだと考える。台座の下にかくれながら、家出より、天使のことの方が重要になってくる。
手掛かりをつかんだ二人は、美術館の本屋でミケランジェロに関する本を探す。そして、表紙にあのマークの付いた本を見つける。それは、ミケランジェロの石工の印だった。このことを美術館に教えるため、タイプライターで手紙をつくる。
「家出より、天使のことの方が重要になってくる。」がこの章のポイントでしたね。それをしっかり書いています。
7 同級生が……
二人は、私書箱を利用して、届ける手紙の返事がそこに来るようにする。けれども、郵便局で期間が決められていたので、必要以上にお金がかかる。早く手紙を受け取ってもらうために、直接、来館者(小学生)の使者を選ぶことにする。エジプト美術にあるお墓で待ち伏せしていると、子どもたちが近づいてくる。話に耳をすませていると、ジェイミーのクラスメイトだと分かる。危機一髪でのがれ、それをチャンスに変える。クローディアは、ジェイミーが小学校からの見学者という設定で手紙を渡されたと言うことを計画する。半人前だと言われたジェイミーだが、無事成功する。それから、この場を飛び出し、早く歩きはじめた。
「危機一髪でのがれ、それをチャンスに変える。」は、うまい表現です。
最後の文は、「(クラスメイトとのはちあわせを恐れて)その場を足早に離れた。」とするのも一案です。
8 なぞを追って
次の日、二人は手紙の返事がないか郵便局に行く。けれど手紙はなかった。勉強をしようと国連を参観する。クローディアは、内容こそ頭に入ってこなかったが、「ちがって見える方法」を発見する。このままの姿で違う服装の所へ行くか、その逆をするか(福西注:異なる文化圏にいくか、異なる文化を身に着けてここにいるか)ということ。
一日待つと、私書箱には手紙があった。中身を読むと、二人が手紙で知らせたことは、まえから承知していたと書かれていた。また、証拠が小さいということだ。二人は失望し、クローディアは涙を溢れさす。ジェイミーは家に帰ろうとなぐさめるが、クローディアは納得いかなかった。女英雄に生まれ変わって帰りたいという想いがある。
ジェイミーが家までの電車の券を買おうとした時、その想いが引き留めた。そして、ベシル・E・フランクワイラー夫人のいるコネティカットのファーミントンまでと言った。そこから、二人は念願のタクシーで目的地まで向かった。
「想いが引き留めた」は、Mさん独特の表現です。
「コネティカットのファーミントンまで」とクローディアが言った時、ジェイミーが何も言わずに切符を買い直すシーンが印象的でしたね。
残すはあと2章。その要約も楽しみにしています。