福西です。
中学生クラスの方です。
『クローディアの秘密』(カニグズバーグ、松永ふみ子訳、岩波少年文庫)を読了しましたので、取り急ぎご報告します。
受講生のMさん、おめでとうございます。
「天使像の作者はだれか?」という謎は、フランクワイラー夫人とクローディアとジェイミーの共有の秘密となりました。
「クローディアとジェイミーの家出の話」は、フランクワイラー夫人の人生のファイルに、「新たな秘密」として綴じられることになりました。
クローディアとジェイミーは、夫人にはないしょで「いつかまた夫人に会いに行こうよ」と相談します。
それが彼女たちにできた「新しい秘密」です。
一方の夫人もまた、もう一つ、秘密を持っていました。それを最終章で読者は知ることになります。
大変面白い作品だと、改めて覚えました。
秋学期からは、『リンゴ畑のマーティン・ピピン(上)(下)』(エリナー・ファージョン、石井桃子訳、岩波少年文庫)を読む予定です。
ぜひお楽しみに。