坂本先生に、今度新規開講となるクラスについて、ちょっとお訊ねしてみました。
「原文で『ロミオとジュリエット』を読むって、どんな感じなのでしょうか。邦訳版もきっと沢山出ていることと思いますが、やはり、違いがありますか?或いは、まったく先入観なしで、邦訳版は一切見ずに英文に取り組んだ方が面白いでしょうか?」
「邦訳版をそこまで詳しく読み比べたことはありませんが、岩波版のものや、松岡和子さんの訳などがよいかもしれませんね。
全く日本語の手がかりなしに読むのは、なかなかキツイですよ(笑)」と、坂本先生。(なるほど、それだけ読み応えがあるということですね…)
『ロミオとジュリエット』は、韻文と散文が入り混じった文体なのですが、特に、散文のところが難しいそうです。多少下品なところがあったりだとか、スラングが混じっていたりだとか、当時のロンドンの雰囲気って、こうだったのだろうな、と、民衆の雰囲気を感じさせるのが散文の部分らしいのですが、そうした理由により、韻文よりも難解なのだそうです。(それを聞くと、かえって面白そう・・・!)
韻文は、どちらかと言えば、格式高い語り口調で、散文の部分より比較的読みやすいそうです。
とは言え、脇役の乳母というキャラクターが話すセリフの中には、韻文で書かれている割には内容があからさまに下世話(散文的?)だからこそ味があるものもあり、「何だかすごくいい感じだなぁ、やっぱりどこにでもこういう人っているんだなぁ・・・」という新鮮な発見があったりして、面白いそうです。
以上、坂本先生へのプチインタビューで得た情報ですが、もっと訊きたい方は、是非7/16(金)20:20〜のクラス無料ガイダンスにお気軽にご参加下さい!(後日追記:ガイダンスは随時開催致しますのでHPで情報をご確認下さい)
(事務担当 梁川)