福西です。
『モモ』(エンデ、大島かおり訳、岩波書店)の21章「おわり、そして新しいはじまり」を読みました。
その受講生たちの要約です。
H.A.さん
モモはニノのポーズに導かれ、灰色の男たちのアジトへ侵入する。灰色の男たちはくじにより、1/2ずつ消えていく。生き残った男たちの話し合いの最中、モモは動き出す。貯蔵庫の扉を閉めた彼女は、男たちに追われる。……その間に灰色の男はまた一人と消えていく……最後の一人が消えると、モモは再び扉を開ける。と、自由の嵐が起こる。
そうしてモモとその友達は、元の生活をとり戻す。人々は貯めた時間を一秒一秒かみしめる。ホラの元に帰ったカシオペイアは、ホラには見えない文字を浮かべる。
「オワリ」、と。
I.U.さん
残り少ない灰色の男たちが話し合いをしている中、モモはカシオペイアの言う通り時間の花で貯蔵庫のとびらを閉めた。灰色の男たちは気づき、おいかけてきたが、モモはにげきった。その後、モモはベッポや友達と再会し、マイスター・ホラも眠りから覚めた。カシオペイアもマイスター・ホラのもとへ無事帰り、手足をひっこめてぐっすりねむった。
O.W.さん
灰色の男達は、残った時間を節約するため、数を減らし続けた。モモは、カシオペイアと共に貯蔵庫をしめることができた。残った6人の灰色の男から時間の花を守りぬいたモモは幸せな時間をとりもどすことができた。
S.K.君
モモは灰色の男のアジトに着く。生存戦略を実行する灰色の男たちは、モモの存在に驚く。時間貯蔵庫を閉めたモモは、地下道を逃げる。カシオペイアの健闘と、灰色の男たちの自滅によって助かったモモは、時間の花を解放する。モモと解放された時間は人々の所へ戻る。モモは、時間がたっぷりある旧友たちと次々再会した。モモたちが新しい暮らしを始めた頃、ホラの所へ戻ったカシオペイアは、物語の終わりを告げる。
残すは、「作者のみじかいあとがき」です!