岸本です。
一段と寒くなりましたね。雨が降るごとに、季節が秋へと進んでいくのが感じられます。
今日は、その「秋」について、子供さんと考えてみました。
いつもは、子供さんが経験したことやその思い出について作文に書いてもらっていましたが、今回はいつもと違うアプローチで作文に取り組みました。
今回のテーマは、「秋」について、「秋」という語を用いずに表現するというものです。
一見簡単そうですが、いざやってみると子供さんも最初は悩んでいました。
まずは、秋が具体的にいつからいつまでという時期を示してくれました。
ただ、それだけでは、「秋」という語から受けるイメージを表しきれません。
そこで、「秋」からイメージされるものを子供さんに尋ねてみました。
すると、「運動会」や「時代祭」、「松茸」や「紅葉」などが挙がりました。
スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋といった語から、イメージを具体化できたのが良かったと思います。
また、国語辞典から「秋晴れ」や「秋雨」を探し出し、秋の天気についても書いてくれました。
それ以外にも、秋の花として「コスモス」や「菊」、秋の虫として「こおろぎ」や「すず虫」にも触れていました。
まだ習っていない漢字でも、「知っているから」といっていろいろな漢字を積極的に使っていたのは、頼もしい限りでした。
最後に、用紙いっぱいに書かれた作文に、「秋のひみつ」というタイトルをつけてくれました。
子供さんのセンスにはいつも驚かされます。
本を読み進める時間も今日はこの取り組みに費やしたのですが、その甲斐はあったと思います。
残りの時間は、漢字迷路と言葉のパズルに挑戦しました。
漢字のパズルは、迷路のかたちや、既に解いた漢字と組み合わせて熟語となることから、答えの漢字を予想できるまでになっていました。
言葉のパズルでは、「ま新しい」という言葉が思いつかないようでしたが、「真っ黒」や「真っ白」という言葉から、きちんと正解までたどり着けました。
新しい言葉もしっかり使いこなせるようにしていきましょう。
来週は、『マツの木の王子』をまた読み進めていければと思います。