事務担当、梁川です。
5/14(金)には、「現代世界史」のガイダンスが行われました。
事前にHPで、講師がテキスト候補にあげた5冊の本をご紹介していましたが、何しろ5冊ですから、参加された方々のご要望も少しずつ微妙に異なったようです。
(5冊のテキスト候補について、詳しくは「現代世界史」クラスのページを御覧下さい。)
そこで、対話の結果、次のような授業方針となりました!
教科書:柄谷行人『世界共和国へ』岩波新書、2006年(2010年の『世界史の構造』に拡大していくタネのような本です。分量も少なく、文体もやや読みやすいものになっております)
概要:今学期は、19世紀以降の「世界の一体化」を推し進めるソフトウェアとしての役割を果たした資本主義、ネーション、(国民)国家について以上の教科書を読みながら学んでいきます。高校での世界史・倫理の知識に加え、大学での西洋思想史や宗教、社会学など様々な知識が展開されますが、一つひとつ講師が補足説明を行います。その上で「現代世界史」の理念的枠組を習得することが目的です。来学期は、ここで学んだことを活かし、より具体的な事例に即して「世界の一体化」に関する本を読んでいく予定です。予習:各回で扱う部分を事前に読み、面白かった点や分からなかった点をまとめておく。余裕があれば簡単な要約(800〜1200字)を作ってもよい。
担当の吉川弘晃先生は、クラス紹介のページで、「講師と受講生が一緒にテーマを決めて学んでいきます。」と書かれていますが、ガイダンスの段階で、早くもそうしたことが実現しつつあります。
上記の本で学んだ後は、講師が舵をとりながら、参加者それぞれのご要望に沿ったテキストを順番に読んでいくことになるでしょう。参加された方々が目的意識を共有しながら、有意義な議論を展開できるクラスとなりそうです。早ければ、2021年6月4日(金)から開講の見込みですので、この機会に是非、ご参加下さい!
好評のクラス無料ガイダンス、まだまだ続きます!