春期講習 中学数学

数学ではこの一年間で習ったことを4回で復習するつもりでした。結果的に多少残った部分もありますが、およそその目標は達成できたと言ってよいでしょう。

中1のNさんの数学的センスには脱帽です。初日には正負の数の計算と文字式をしようと予定していたところ、すぐにそれらを終えてしまいました。時間が余ったので『高校への数学』から高校で習う漸化式に相当する問題を出題しました。最初は意味がわからないと叫んでいましたが、ものの見事に解かれてしまいました。しかしそのセンスが邪魔をしてしまうこともあるようで、方程式の文章題では方程式を使わずに解こうとして時間がかかっていました。要は解ければよいのですが、やはり時間がかかってしまいがちです。ともかく全般的には数学がかなり得意な部類に入るので、次年度の飛躍が楽しみです。

中2のOさんは多くの人にとって一番難しいと思われる証明がしっかりとできていました。図形の証明では証明できていないのにできたと思い込むことがありませんし、文字式の証明はしばらくやっていなかったのによくできていました。その半面で計算系では特に連立方程式で間違いが目立ちました。間違えた箇所は必ず答えが合うまで解きなおしてもらっています。こうした地道な作業が実になることを期待しています。