ことば2年(2021/4/21)

福西です。

今学期もよろしくお願いします。

このクラスでは、毎週1冊、本を音読しています。

この日は、『コブタと大こうずい』(クマのプーさんえほん7、ミルン、石井桃子訳、岩波書店)を読みました。

このお話は、3パートに分かれています。いつもと同じ30ページですが、今回はむずかしい言葉が多く、よりエネルギーが必要だったと思います。言葉の意味を説明してから、がんばって音読しました。

1)コブタ・パート

雨が何日も続き、百町森が水びたしになります。家を水で囲まれたコブタは、「こういう状況でもプーがいたら楽しいのにな」と思いながら、手紙入りのビンを水に投げます。

2)プー・パート

プーの家も水びたしです。プーははちみつの壺を10個、木の枝にあげて、自分もそこでぼーっとします。一日3つずつ減り、とうとう壺がなくなったところへ、ビンが流れてきたので、「ハチミツ!」と思って飛びつきます。

手紙の「コプタ」の「プ」を、自分のこと(プー)だと思いこんでうれしくなり、全文を読んでもらおうと、クリストファー・ロビンのもとへ「ハチミツの壺の舟」で向かいます。

3)クリストファー・ロビン・パート

クリストファー・ロビンは水位の上昇を観察しています。そこへプーがやってきます。手紙が読まれ、コブタが「助けて」と書いていることを知ります。そこでコウモリ傘を二人乗りの舟にして、コブタの家へ向かいます。めでたしでした。

 

クラスでは、もし、はちみつの壺の舟にプーとクリストファー・ロビンが乗ったら、プーが上の時はロビンは水の下、ロビンが上の時はプーが水の下になるなあ、と想像し、くすっとなりました。

 

以前のことば5~6年クラスで、文庫本版で読んだことがありました。受講生が要約を残しているので、その記事を紹介します。>こちら