山下です。
最新の巻頭文で「真似ること」と題したエッセイを書きました。
>>「真似ること」
いよいよ15日から山の学校のクラスがスタートします。
お子さまを山の学校に通わせる保護者の方から、「この子とともに私も学びます」というお言葉を複数の方から頂戴しました。
お山の石段の上に親がいて、下から上に上がる子どもを手招きするイメージだと、じれったいと思ったりします。
一緒に石段の下から登れば、途中に咲く花を一緒に眺めて時を共有できます。
「急ぎなさい」と言う必要はありません。
そのような大人を子どもは学びの手本として模倣します。
もちろん一緒に山の学校に通うことだけが答えであるとは申しません(そう願いますが)。
親が自らの知的好奇心にかりたてられて行う行動のすべてが子どもにとって生きた学びの手本です。
「この親にしてこの子あり」ということわざが西洋にありますが、我が国にも「親の背中を見て子は育つ」という言葉があり、共通したものの言い方だと思います。
親も子も「忙しい」を言い訳に学びから遠ざかるのか、ともに少しずつでも前進しようと努力する同志であり続けるか。
この違いは大きいと思います。
山の学校は一歩一歩前進を続けようと努力するすべての人のために、できるかぎりのお手伝いができたらと願ってやみません。