『中学英語』クラス便り(2021年3月)

山びこ通信2020年度号(2021年3月発行)より下記の記事を転載致します。

『中学英語』

担当 浅野望

 今期は中学2年生2名の授業です。前半にニュースや物語などの長文(よく読んでいるのはNews in LevelsというウェブサイトのLevel2の文章)を読み、後半に文中に出てきた内容の補足説明や、既習文法の問題に取り組んでもらっています(用いているテキストは『最高水準問題集』)。参加してくれている2名は文法の基礎もしっかりしていますし、長文読解も速く正確にできるので、教材を用意するのが毎回大変なほどです。

 授業では特に体系立てて文法を教えるというかたちは取っていないのですが、しばしば文法事項に関する質問を受けるので、私も辞書を引いて例文を引っ張ってきたり、文法書を参照したりするなどしてできるだけ正確に丁寧に説明するように心がけています。これのおかげで、私も英語の論文や未翻訳の教科書でよくわからない文章に出会ったら、まずはいろいろと調べてみる習慣の大切さを再認識しました。中学生のうちから文法の基礎を固めたり、語彙を増やしたりすることは、直近の定期テストでいい点数が取れるという短期的な効用をもたらすだけでなく、将来自分の興味ある専門的なことを学ぶ際に非常に役に立ちます。週1回80分という短い時間ですが、そのような習慣を身につける機会になればと思います。