山下です。
幼稚園の子どもたちに俳句を教えています。
この一年を振り返るとき、最初の一句は「かたづぶり そろそろ登れ 富士の山 一茶」で、最後は、「春の海 ひねもすのたり のたりかな 蕪村」で終わりました。
内容を比較すると、一歩一歩山頂を目指して登るイメージと、自然に身をゆだねて心を解き放つイメージの対比がここに認められます。
どちらも人生の生き方にヒントを与えるように思われます。
以下は文字通りの雑談です。
人生にはさまざまな対比が満ち満ちています。
走るのでなく歩くという生き方もあり、歩けばこそ嗅ぐことのできる香りもあります。
私の読んで知っている孔子の言葉は山登りに喩えることができますが、老子の言葉は海辺で波に身を任せるイメージです。