山びこ通信2020年度号(2021年3月発行)より下記の記事を転載致します。
『西洋近代思想の古典を読む』
担当 谷田利文
この講座では、ホッブズの『リヴァイアサン』を、毎回担当される方にレジュメを作ってもらい読みました。
モンテスキューやルソーとの違いを解説したり、ホッブズが主権の絶対性を強調する中、その権力の制限がどのように考えられているか等について議論しました。古典は、それが書かれた時代の制約の下にありますが、他方で何百年も読み継がれてきた、時代を超える豊かさも持っています。個々の思想家についてその概要を学ぶだけでなく、実際に読んでみることで思わぬ発見が得られることを期待しています。
読んでみたい古典がありましたら、気軽に連絡していただければと思います。