事務担当の梁川です。
山の学校で十数年過ごし、また、かつては中高生で、大学受験も経験したものとして、思うところを書きたいと思います。
学校の勉強でつまづいてしまったと、もし感じるときは、1にも2にも、「基本に立ち返る」ことが大事です。
絶対に「分かったフリ」をしてはいけません。先取り先取りで、進度の速い学校もあることでしょう。しかし、「急がば回れ」です。
ある時から、私は「中高生講習会」のお知らせの導入文に、こう書くようになりました。
「分かった『つもり』な気がする」
「今さらひとに聞けない」なんていうことがありませんか?
と。それは、自分自身にもそうした苦い経験が実感としてあったからです。
最近、「山の学校の卒業生(今は大学生)の方から紹介されて」と、高校生クラスに来て下さった生徒さんもいらっしゃいます。聞くところによると、学校の勉強につまづいていたそうです。最初は月に1度のイベント「英語特講」「何でも勉強相談会」に参加され「すごく分かりやすかった」とのお声を頂き、こちらも嬉しくなりました。以後、英語や数学のクラスで学ばれています。
山の学校の先生は、一人ひとりに寄り添って、「何が分かっていないかを分かる/分かってもらう」ところから始め、生徒さんにとって今何が必要かを常に考えて指導をして下さいます。ですので、それこそ「何でも」先生に気兼ねなく訊ねやすいのが特徴です。定員5名までにこだわり、対話を重視していることも大きいです。
それと同時に、山の学校の先生は、たとえば教科書では暗記だけしてさらっと流してしまうような基本中の基本となる「公式」の中にある「深み」、そもそもどうしてそんな公式なのか、といったところまで深く示してくれますし、学校の勉強をした先に、どんな楽しいことがあり、役に立つことがあるか、「その先」も示してくれます。(「さらに面白い学びにつながっているよ」「大学ってこんな感じだよ」といったように、生徒さんと時折談笑する声が聞こえてきます。)
そのようにして「英語」「数学」のクラスで学びつつ、さらに自分の好きな世界を深めたいと「歴史」や「西洋の児童文学を読む」クラスを同時に活用して下さっている生徒さんもいらっしゃいます。目に見えて、そこには「相乗効果」と呼べるものが表れています。
なんだか最後は宣伝めいてしまいましたが、かつて勉強に苦労したことのある一人の人間として、「山の学校」でしているような学びを自分も10代の時にしたかったなぁ・・・と心からそう思えるので、書きました。
中高生のみなさん、(卒園児のみなさんも!)学びのことで困ったらい、どうぞお気軽に、山の学校にご相談下さい!
(毎月の無料イベントでも「クラス体験」でも、山の学校の雰囲気を感じていただけます。)