それぞれの「舞台」(2021/03/01)

事務担当の梁川です。

と、今何気なく慣習で自己紹介を書きましたが、北白川学園では、山の学校の事務、および、「しぜん」「かいが」クラス、そして、北白川幼稚園の放課後の課外教室である「ひねもす教室(工作)」「絵画教室」を担当させて頂いております。

そのため、毎週多くの園児たちとの関わりもあるのですが、この次期が近づくと皆、教室の最中に手を動かしながら、また、帰りの石段を手をつないで降りながら、声を合わせて「セリフ」を読み上げたり、歌ったりする姿が見られます。

ちょうど、週末の2月26日が、園児のみなさんにとっての「生活発表会」本番で、私もそっとみなさんの晴れ姿を鑑賞し、応援をさせて頂きました。

堂々と舞台に立ち、リズムバンドの演奏でも、劇でも、みんな精一杯自分の役割を務めている姿には、毎年胸を打たれます。緊張で、ちょっとセリフが飛びそうになっても、その沈黙に負けず、「今このとき」に集中してリカバリーする姿や、他の役者さんが、(つぎはあなたのセリフよ)というようにさりげなくやさしく肩を叩いて知らせて難を乗り越えるやり取りなどにも、ぐっとくるものがあります。

今、自分は舞台に立っているのだ。「クラス」という舞台。「教室」という舞台。「事務」という舞台…。そのように考えると、パリッとした、背筋の伸びるような気持ちになり、力が湧いてくるような感覚を得られます。

「今、自分も、この舞台で頑張らなければ・・・。」

「発表会」のときだけでなく、日々の「クラス」や「教室」という舞台に立っている子どもたちの姿についても同じです。そのような思いに立ち返らせてくれる、子どもたちに、日々感謝しつつ、負けずにどれも、はりきっていこう!と思います。