福西です。
「西洋の児童文学を読むA」クラスからのお知らせです。
2021年3月18日(冬学期最終日)から読むテキストをご案内します。
『クローディアの秘密』(カニグズバーグ、松永ふみ子訳、岩波少年文庫)
【内容紹介】
十二歳のクローディアは是が非でも秘密を持ちたくて、家出──ただし快適な──を決意します。その家出先に選んだのが夜のメトロポリタン美術館でした。彼女はそこに展示された天使像が本物であるか偽物であるか、その秘密に触れます。
「秘密が内側から人を支える」という作品のメッセージは、十代の読者にきっと響くと信じます。
またクローディアが出会った老婆に、次のような言葉があります。
幸福とは「わきたつ感情が心の中に落ちつき場所を見つけること」
と。一体どういうことなのかを深く考えさせられる作品です。
カニグスバーグの作品は題材がユニークで面白いものばかりですが、この作品はとくにあか抜けていて、個人的には一番読みやすいと思います。堅苦しさはなく、一気に読んでしまえる面白さがあります。それを要約しながら読んでいきます。満を持しておすすめします。
小学新5~6年生の方、また新中学生の方は、ぜひ下記の時間帯での参加をご検討ください。
『クローディアの秘密を読む』(西洋の児童文学を読む)
木曜日17:30~18:30 小学新5~6年
木曜日18:40~20:00 中学生
【追記】(2021.3.16)
小学生クラスは、16:20~17:20→17:30-18:30に変更になりました。