小学生の『ことば』クラスより(2021/2/27)

事務担当の梁川です。

『ことば5〜6年』のブログを読んでいて、『冒険者たち ガンバと15ひきの仲間』(斎藤淳夫、岩波文庫)を読んでいる先生も生徒も羨ましいなぁ…と率直に感じます(そして、この投稿を準備している最中、今週とうとう読了したとのご報告がありました!おめでとうございます!>「ことば5~6年 2021/2/25)。

どちらがよいわるいは別として、私などは、テレビアニメーションから入ってしまった方なのですが(ご存知の方は、今、頭の中に、あのテーマ曲が流れていますね?)、ガンバたちの可愛さと「ノロイ」(敵対するイタチのボス)の怖さとのギャップが凄まじくて、テレビを見ながら身震いしていたのを思い出します。

その「ちょっと怖い」も「ドキドキ」も、私にとっては勿論宝物と言えるのですが、視覚的な情報が、人によっては強すぎたりすることもあるのかな?というのが気になるところです。
(最近流行りの某アニメーションがありますが、子どもたちによって「大好き!」と言ったり「ちょっと怖いからいや」と言う人に分かれて、感受性によってまちまちであることを実感しているからです。)

このように、本から出会った子どもたちの中には、どのようなイマジネーションが繰り広げられていくのか興味深いですが、このブログ記事を読んで言えるのは、「そこに確かな感動がある」ということです。

小さなねずみたちを題材としたお話として、私がもうひとつ真っ先に思い浮かべるのは、レオ・レオニ『フレデリック』です。実は、大人になってから出会った絵本なのですが、涙が出そうなほど感動し、救われた経験があります。こんなことってあるんだなぁ・・・という、新鮮な発見でした。

物語であれ、絵本であれ、大人になっても感動し続けていられたら、きっと素敵な時間を過ごせるのだろうと思います。
また、その感動を大人と子どもで共有できることに、本読みのクラスの大きな意義があると感じられます。

本や映像との出会いについて、皆さんからのご意見や体験についても是非色々と伺ってみたいところです。