浅野です。
今年は例年になく残暑が厳しいですが、少しずつ秋の気配が見え始めました。この日も虫の声を背景に各自が課題に黙々と取り組んでいた情景が印象的でした。
Nさんは文字式の範囲をほぼすべて習い終えました。そこで文字式の範囲を振り返るプリントを渡してやってもらいました。まず、「項」や「係数」、「式の値」といった用語をはっきりさせておく必要があります。そのことを再確認してもらいました。計算は一度やり方を理解しただけでは忘れてしまいますのが、何度か繰り返すと定着します。
ここまでは予想通りでしたが、ここからが圧巻です。いろいろな事柄を文字式で表すという文章題を用意してきて、その中にはかなり難しいものも含まれていたのですが、それらをすべて解き切ってしまいました。具体的な数値を当てはめて実験してみて、それを後から文字式に直すというやり方です。解いたという事実だけでなく、このやり方も素晴らしいです。
Oさんは学校の定期テストが迫っているようで、一次関数の習ったところまでの典型的な問題を渡しました。グラフのような視覚的な理解と代数的な計算とを接合させるのがこの範囲のポイントです。代数的な計算はこれまで学習してきたのでかなりできるのですが、計算間違いが目立ちます。ミスが多いと思ったら丁寧に途中式を書くことをおすすめします。白紙を遠慮なく使ってください。
>計算間違い
誰もが通る試練ですね。ここで嫌気がさすか、頑張り抜くか。先生が書かれたように、最初は時間はかかっても、「丁寧に途中式」を書きながら、「全問正解」を目指して欲しいです。時間はかかっても自分は絶対に計算を間違わない、と自信が持てるだけでもすごいことです。蛇足ながら経験的なことを述べれば、生徒の計算間違いと英語の綴りミスは相関がありそうです。数学の計算を丁寧にこなせるようになったら、英語の成績も伸びているということはありうる話です。そして、その逆も。科目を問わず、全力で頑張ってください、と申し上げたいところです。