0630 中学数学

浅野です。

今回もテストの使い方という観点でまとめてみます。

Nさんは前回に「過去問」をしていましたが、実際のテストはどうだったのでしょうか。答案はまだ返却されていませんでしたが、問題用紙はありました。ぱっと見たところ「過去問」とはかなり異なっているようでした。いくつかの条件から論理的に正の数か負の数かを当てる問題に苦戦したようです。Nさんは具体的に数字を当てはめてみて考えるというやり方を採用していたので、「必ずそうなる」ということと「そうなる可能性がある」ということとを区別できていなかったのが最大のポイントです。

Tさんは答案を返却されていたのですが、ショックを受けた様子でした。確かに間違い箇所が目立っていました。大事なのはそれからどうするかであって、表面的な点数は言ってみればどうでもよいです。ということでその内容を検討しました。まず、よくある勘違いをいくつかしていましたが、それはもう大丈夫とのことでした。次に計算ミスが目立っていたのですが、よくよく見てみると同じような箇所で間違えていました。計算ミスの場合はどこでどのように間違えたのかを明らかにすることが大きな意味を持ちます。ですので計算式を消すのはよくありません。文字式の文章題などは実力として解けていなかったものもありました。改めてこの場で挑戦して解ききってくれました。このようにしっかりと間違いなおしをすることが後々生きています。

Oさんは定期テストではありませんが、市で共通のテストを受けるそうで、そのために中1の範囲の復習をしたいと申し出てくれました。この時期に復習をすることで新たに見える事柄もあります。その一つが方程式の文章題で、連立方程式で今習っているのとまったく同じ問題がそこで出題されていたりします。両方の解き方ができるとうれしいです。他は基本的にスムーズに進んでいたとはいえ、プラスとマイナスの計算間違いがやや目立っていました。また、比例と反比例は忘れそうになっていました。次回もその続きをして、夏休みには宿題をあげるつもりです。