0623 中学数学

浅野です。

早いものでもう定期テストの時期になってきました。このクラスでは徹底して数学の基礎の習得に励んでいます。「ロボット工作」、さらには実人生で自分のしたいことが実現できるように足腰を鍛えています。時には計算の反復練習をすれば、時には数学の本質に触れる問題をじっくりと考えたりします。

Nさんは定期テストの「過去問」を仕入れてきて、それをテスト代わりにしていました。そのやり方には賛否両論があるかもしれませんが、要は使い方次第でしょう。ヤマを張って問題と答えを丸暗記するような使い方はナンセンスですが、自分の理解を確認するために使うのは大歓迎です。もちろんNさんは後者の使い方をしていました。そこに出てきた自然数、整数、分数(有理数)といった集合論的な考え方はこれからも拡張していくことになるので大事です。

Tさんは文字式の文章題という、中学数学最初の山場に差し掛かりました。特に難しかったのは次の問題です。

5で割ると商がa、余りが3になる整数を文字式で表しなさい。

Tさんはこの問題を自分の頭でいろいろと考えていました。まず、余りがなかったとしたら5aと表すことができます。しかし余りがあると難しいですね。文字式ではなく具体的な数字で考えてみましょう。例えば38です。38÷5=7…3です。他にもいくつか挙げてみましょう。13, 43, 58, 73…。そう、それぞれ5で割り切れる数に3を足していますね。ということで5a+3というのがこの問題への解答です。

Oさんは前回に積み残した文字式の証明問題の応用編をクリアしてから連立方程式の文章題に入りました。連立方程式の計算そのものをしっかりとできるということが役立っていました。試しに考えて解いてみて、答えがおかしな数字だとどこかで間違っていたのかなと気づくからです。そうして見直すと速さや割合の処理で誤りがあったことに気づきます。次回も連立方程式の文章題に引き続き挑戦する予定です。