福西です。
ウェルギリウス『アエネーイス』(岡道男・高橋宏幸訳、西洋古典叢書)を読んでいます。
第3歌を読み終わりました。
hic labor extremus, 3.714
これが(hic)最後の(extremus)苦労(labor)(である)
アエネーアスはこう言って、ディードーに語り終えます。トロイア陥落(第2歌)から父を失うまでの出来事(第3歌)を。
『アエネーイス』における時間はここから現在に戻り(第1歌につながり)ますが、皮肉なことに、ここからがまた「新たな苦労」の始まりなのでした。
受講生のA君の要約を見ながら、第1歌からのあらすじを振り返りました。