「数学ガールの秘密ノート」を読む(2019/11/14)

福西です。

『数学ガールの秘密ノート 整数で遊ぼう』(結城浩、SBCreative)を読了しました。

受講生のみなさん、おめでとうございます。

最後の章は、割り算のあまりがテーマでした。

スイッチ2回でリセットされる時計 0 1 0 1 0 1 0・・・

スイッチ3回でリセットされる時計 0 1 2 0 1 2 0・・・

スイッチ5回でリセットされる時計 0 1 2 3 4 0 1・・・

この3つが「000になるのは?」「123になるのは?」というようなことを考えました。

すると、「最小公倍数」「素数」「合成数」が手掛かりになりました。それについて、以前より理解が深まったのではないかと思います。

そして演習問題を解いて、自信をつけました。

 

ちなみに、高校生になると、合同式というものを習います。

そこで上の問題は、

「2x+3y+5z=0 の整数解を求めよ」

という不定方程式に帰着されます。

(テキストでは、それを解くのに必要な合同式(≡やmod)という術語を使わずに、説明がなされていました)

 

エピローグも読み終え、読後感にひたりました。

 

次は同じシリーズの『数学ガールの秘密ノート 式とグラフ』(結城浩、SBCreative)を読みます。

よろしくお願いいたします。