福西です。
『数学ガールの秘密ノート 整数で遊ぼう』(結城浩、SBCreative)を読了しました。
受講生のみなさん、おめでとうございます。
最後の章は、割り算のあまりがテーマでした。
スイッチ2回でリセットされる時計 0 1 0 1 0 1 0・・・
スイッチ3回でリセットされる時計 0 1 2 0 1 2 0・・・
スイッチ5回でリセットされる時計 0 1 2 3 4 0 1・・・
この3つが「000になるのは?」「123になるのは?」というようなことを考えました。
すると、「最小公倍数」「素数」「合成数」が手掛かりになりました。それについて、以前より理解が深まったのではないかと思います。
そして演習問題を解いて、自信をつけました。
ちなみに、高校生になると、合同式というものを習います。
そこで上の問題は、
「2x+3y+5z=0 の整数解を求めよ」
という不定方程式に帰着されます。
(テキストでは、それを解くのに必要な合同式(≡やmod)という術語を使わずに、説明がなされていました)
エピローグも読み終え、読後感にひたりました。
次は同じシリーズの『数学ガールの秘密ノート 式とグラフ』(結城浩、SBCreative)を読みます。
よろしくお願いいたします。