「西遊記」読了、次は「クマのプーさん」を読みます(ことば5~6年2019/11/7,11/14)

福西です。

11/7

『西遊記(下)』(渡辺仙州翻案、偕成社)を読了しました。

受講生の皆さん、おめでとうございます。残念ながらお休みだった人は、ぜひお家で読み終えておいてください。次週に「闘戦勝仏」の最後の部分をまた読み合せようと思います。

闘戦勝仏とは悟空のことです。第四十八位の仏です。

第四十七位が栴檀功徳仏で、三蔵法師。なんとこの二人は、観音菩薩よりも位が上になるのでした。

そして猪八戒、沙悟浄、白竜も、それぞれ菩薩になります。

なんともめでたい大団円でした。

 

11/14

先週お休みだった人と『西遊記(下)』(渡辺仙州翻案、偕成社)の最後を読み合わせました。

また解説の部分を読みました。三蔵の歴史的背景や、悟空というキャラクターの成立について理解を深めました。

 

次のテキストは、『クマのプーさん』(ミルン、石井桃子訳、岩波少年文庫)に決まりました。

この日はお試しで、「3 プーとコブタが、狩りに出て、もうすこしでモモンガーをつかまえるお話」を読みました。

プーとコブタが大木の周りに足跡の発見します。それを追いかけるうちに、だんだん足跡が増えていくことで、プーたちは恐ろしくなります。しかし、彼らが木のまわりをぐるぐるしている様子を、クリストファー・ロビンから指摘される、という落ちです。

プーの大人ぶった会話表現や、コブタの心理描写が、なんとも味わい深いです。

次回はさっそく、最初のお話から読んでいきます。