福西です。
次の俳句を紹介しました。
団栗にまだ傷のなき光かな 神野紗季
団栗が晩秋(10月)の季語です。つづいて、前回の「をりとりてはらりとおもきすすきかな 蛇笏」のおさらいをしました。これを機に、「かな」を使った句になじんでくれると嬉しいです。
『黒ねこサンゴロウ3 やまねこの島』(竹下文子、偕成社)は、「11 はずれたコード」「12 ミリ」を読みました。
カレハ熱にかかったサンゴロウは、肉体的にはダウン。しかし精神の力で「声の波」(テレパシー)を使って、遠隔にいるミリに助けを求めます。ミリは人間の女の子です。一方、事情を知らないナギヒコは、島と連絡を取ろうとして、一人でけんめいに無線機を修理します。すると、そこにミリの声がつながります。ナギヒコの目の前でダウンしているサンゴロウが、ミリの携帯電話を介して、ナギヒコに船の操作を指示するという図式です。はたして、ナギヒコはサンゴロウの代わりに、マリン号をうみねこ島まで運ぶことができるのでしょうか?
ミリが出てきたことで、受講生たちのテンションが上がりました。
来週、読了の予定です。
後半は、推理クイズを1問しました。