浅野望です。今回は「ある実験」をおこないました。
その実験の内容は以下のとおりです。
逆さにした3つの紙コップのうちのひとつにお菓子を入れておきます。それをゲームマスターがランダムに組み替えた後に(ただし,ゲームマスターはどれにお菓子が入っているのか知っている),お菓子が欲しい挑戦者はひとつ選びます。その後,ゲームマスターは残った2つの紙コップのうち,空のものを挑戦者に見せます。その後,「はじめに選んだ紙コップから,残ったひとつの紙コップに変えてもいい」ということを挑戦者に伝えます。挑戦者は紙コップを選び直すべきでしょうか?それとも結局お菓子が手に入る確率は変わらないでしょうか?
これは,「モンティ・ホール問題」と呼ばれる有名な確率論の問題です。(オリジナルのアメリカの番組には,ドアと新車がそれぞれ紙コップとお菓子の役割を果たしています)
生徒さんは最初は変わらないのでは,という結論を直観的に出していましたが,実験をたくさん(今回は20回ずつしました)することによって,その考えが変わっていきました。
余談ですが,変えた場合に手に入る確率は2/3,変えなかった場合は1/3になります(理由は考えてみてください)。
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