福西です。
『図形のお話』(中田寿幸、実業之日本社)のp124~129を読みました。
内容は、面積です。
水1000ml(1リットル)は、10cm×10cm×10cmの容器に収まります。手のひらでかたどると、「意外に小さいなあ」という感想や、お風呂には案外大量の水が入っていること、プールならなおさら、という実感を得ました。
また、平行四辺形の公式がなぜ長方形の公式と同じ「たて×横」になるのかを納得しました。
面積の計算にかけ算が出てくる理由を考えました。
それには何かを基準とすること、「1となる単位」を作るという理解が不可欠です。
面積(広さ)は、たとえば1cm×1cmという正方形を1単位とし、それが「何個あるか?」で広さをはかります。
この「何個あるか?」に答えることが、「かけ算」という意味です。
受講生のAちゃんは、
「なら、立体の場合は、1cm×1cm×1cmの角砂糖みたいなのが何個あるかで広さをはかるの?」
と、先の話を応用し、質問をしてくれました。
まさに、その通りです。
反対に、次元を落としても同様です。
定規という文具は、「1cmという基本単位が何個あるか?」というアイデアで長さをはかっています。
1)1となる単位を定義し、
2)それが何個あるか?
これが、ものを「はかる」ことのパターンです。