浅野です。
年をまたいでしまいましたが、冬期講習前半の報告です。
Kさんの数学を担当しました。いつもよりもじっくりと時間をかけることができてよかったです。
彼は以前より着眼点がよく、数学的な原理の理解はできていたのですが、それを試験で発揮できるほどはっきりとは理解できていないということが多かったです。そこで毎回授業の冒頭で小テストをして、常に自分の理解の度合いをはっきりさせるように心がけています。
今回は数列と微分をその小テストの範囲に指定しました。前回と比べると着実に進歩していました。冬休みには数列と三角関数に狙いを定めて、冬期講習の後半にはその範囲でまた小テストをします。
冬期講習の後半は明日から始まりますが、勉強のほうははかどったでしょうか。楽しみにしています。
頭で理解した(と思っている)ことを、実際に問題を解く中で、「確かに自分は理解できている」と実感できるまで、問題演習は数多く繰り返さないといけません。しかし、数打てば当たる・・・式の無責任な問題演習では効果が薄いです。勉強しているのに点数に結びつかないという場合、量よりも質を吟味することが大事です。そして、これでいけそうだ、という自分なりの「学びの手応え」をどこかの時点で実感さえ出来たなら、後はそのやり方を信じて守り通してもらいたいです。
脱輪した車輪はアクセルをいくら踏んでも車を前に走らせませんが、ひとたび車輪が地面をしっかりととらえることができたなら、後はアクセルを踏むだけ!となりますね。
この講習会の取り組みが、生徒さんにとって、「しっかりと問題を解いている=しっかりと車が前に前進している」という実感の持てる取り組みになったことを思うにつけ、今後はぜひこのペースでアクセルを踏み続けてもらいたいと願っています。