「西遊記」を読む(2019/6/27)

福西です。

『西遊記(中)』(渡辺仙州翻案、偕成社)を読んでいます。

「十六 紅孩児」(P183~211)を読みました。

紅孩児は牛魔王の子です。不老不死のために三蔵をつかまえます。

紅孩児自体はそれほど強くないのですが、彼の吐く炎がくせもの。水では消し止められず、悟空もそれで死にかけます。また、紅孩児は知恵があり、悟空とのだまし合いは引き分けに終わります。

今回は八戒がまめまめしく活躍しました。彼のおかげで、最終的に観音菩薩の助けを取り付けます。

観音菩薩は「きんこけん」というアイテム(悟空が頭にはめている輪っかの強化版)で、紅孩児を降伏させます。紅孩児は心を入れかえ、財善童子として以後は観音菩薩に仕えることになりました。

悟空たちの取経の旅は、まだまだ続きます。

そして三蔵にとっては、おそらく一番の難所をおとずれることになります。

 

中巻はあと1話。次回が春学期の最後なので、きりよく読了できそうです。

私もワクワクしています。