福西です。
『西遊記(中)』(渡辺仙州翻案、偕成社)を読んでいます。
「十六 紅孩児」(P183~211)を読みました。
紅孩児は牛魔王の子です。不老不死のために三蔵をつかまえます。
紅孩児自体はそれほど強くないのですが、彼の吐く炎がくせもの。水では消し止められず、悟空もそれで死にかけます。また、紅孩児は知恵があり、悟空とのだまし合いは引き分けに終わります。
今回は八戒がまめまめしく活躍しました。彼のおかげで、最終的に観音菩薩の助けを取り付けます。
観音菩薩は「きんこけん」というアイテム(悟空が頭にはめている輪っかの強化版)で、紅孩児を降伏させます。紅孩児は心を入れかえ、財善童子として以後は観音菩薩に仕えることになりました。
悟空たちの取経の旅は、まだまだ続きます。
そして三蔵にとっては、おそらく一番の難所をおとずれることになります。
中巻はあと1話。次回が春学期の最後なので、きりよく読了できそうです。
私もワクワクしています。