「はてしない物語」を読む(2019/6/13)

福西です。『はてしない物語』(エンデ、上田真而子ら訳、岩波書店)を読んでいます。

「Ⅳ 群衆者イグラムール」の後半と、「Ⅴ 隠者夫婦」の前半を読みました。(p98~112)

アトレーユはイグラムールに、フッフールを解放するよう、幼ごころの君の権威を使って命じます。しかしイグラムールは「幼ごころの君は命じるようなことはしない。あらゆる存在をあるがままにあらしめるからこそ、ファンタージエンの主なのだ」と反論します。

またイグラムールはアトレーユに一案を授けます。イグラムールの毒を受けよと。「その者は、1度だけ、ファンタージエン国のどこにもで行くことができる。ただし1時間で死に至る」と。

アトレーユはイグラムールにかまれ、南のお告げ所に転移します。

幸いの竜フッフールも、アトレーユとイグラムールの話を盗み聞きしており、同じくアトレーユの場所に転移します。

フッフールはアトレーユを命の恩人とみなし、「殿」と呼んで同行します。そしてアトレーユとは対照的に、「なにもかもうまくいく」といった楽観的なセリフを多く言います。

毒が回ったアトレーユは気を失います。

気が付くと、アトレーユは小人の家で毒の手当を受けていました。南のお告げ所の研究者とその妻の家でした。彼らは何者なのかというところで、時間になりました。