福西です。
このクラスでは算数の本を読みます。
初回は、ガイダンスに時間をかけました。それから次の本を読み始めました。
『図形のお話』(中田寿幸、実業之日本社)
受講生のAちゃんが工作好きなので、幾何学に絞りました。
一冊目なので、内容はかなりやさしめのものを選びました。これで算数の本を読むこと自体に慣れたら、『考え方の練習帳』シリーズ(瀬山士郎、さ・え・ら書房)や、『和算って、なあに?』(小寺裕、少年写真新聞社)を読む予定です。
目標は、三平方の定理に対する直観を深めること、トポロジーのような学校では出会いにくい幾何と出会うこと、です。
『図形のお話』は、あとがきからまず読みました。
「この本を読んだみなさんは、読む前にくらべて、形を見る目が豊かになっていると思います。(…中略)形のおもしろさ、美しさ、意味を学び、みなさんには、さらに形の世界をひろげていってほしいと願っています。みなさんが自分の力で形の世界をひろげる助けにこの本がなれていたら、幸せです。」
これと同じことを私も思っています。
それからp19まで読みました。
三角形と多角形のおさらいでした。
また、円が0角形(角がない)とも無限角形(多角形の極限)ともみなせるという視点を得ました。
残りの時間は、「間違い探し」をしました。
来週は「論理パズル」(証明の文を書く練習)を導入します。