福西です。
『黒ねこサンゴロウの冒険 キララの海へ』(竹下文子、偕成社)の2章を読みました。
サンゴロウはナギヒコと会います。ナギヒコは「秘密にしてくれ」と前置きして、話し出します。「南の浜にネムリ病という伝染病の患者が出た。薬は自分の油断で五十人分しかない。あと百人か二百人分必要だ。薬の材料はガラス貝。ガラス貝はキララの海でとれる。それをとってきてほしい」と。
けれどもキララの海は船乗りたちの近づかない海域です。サンゴロウは、「みんなに早く知らせよう」と言います。ナギヒコは、ここうみねこ島がパニックになることと、医者としての信用を失うことを恐れて、うんと言えませんでした。サンゴロウは、だったら自分にもそんな義理はないと、ナギヒコと別れます。
ここまでを読みました。
次の俳句を紹介しました。
水の地球すこしはなれて春の月 正木ゆう子
猫の子のふにやふにやにしてよく走る 大木あまり
「春の月」「猫の子」が春の季語です。いま月はきれいに見えます。K君が日曜日にその「月が見えなかった」という俳句を作ってきてくれました。
おさらいでは、前回の「チューリップ喜びだけを持つてゐる」「つばめつばめ泥が好きなる燕かな」(細見綾子)をよく覚えてくれていました。
Fちゃんがつばめつばめの句をまねて、「ちょうちょちょうちょひらひらとんできれいだね」という句を作りました。
残りの時間で、俳句を作る時間をとりました。