福西です。
この日は、次のような虫食い算をしました。
ABCD
+ EF
————
GHIJ
記号はすべて異なる数字。つまり、0~9が1つずつ入ります。
答が一番大きな数になるパターンを考えてください。
3桁+2桁で繰上りを考える虫食い算は学校でもしたことがあると思います。
今回は、4桁+2桁。繰上りの特徴をしっかりと見抜かないと解けない問題です。
40分かけてそれぞれの受講生が正答にたどり着きました。(答えは、6021)
繰上りの性質から、次の3つのヒントが得られます。
1)Bが9でなければいけないこと
2)1)から、Hが0になること
3)AとGは1つ違いであること(G=A+1)
また、考察を進めて、
4)CとEは繰上がらなければならない。
5)1)2)から、CとEは0ではない。なぜなら4)の条件を満たせなくなるから。
6)1)2)から、CとEは1でもない。なぜなら4)の条件を満たせなくなるから。
7)1)2)から、CとEは2でもない。なぜなら4)を満たしても、Iが0になるから。
さらに、
8)Aは8ではない。なぜなら、Gが9になるから。
ここまでヒントを集めた後、
方針)Aは7以下。答が一番大きくなるパターンを探すのだから、
A=7→6→5の順で探していけばよい。
ここまで固めて、あとはしらみつぶしで探しました。
消しゴムのかすが、たくさん出ました。
これを上のような道筋で解けた人は、ぜひ算数に自信を持ってください。
このクラスは、これで最後です。2年間、ありがとうございました。