ことば3~4年(2019/3/13)

福西です。

百人一首を100首吹き込み終えました。

これからも、和歌を好きでいてくれたらうれしいです。

残りの時間は、思い出に、『はてしない物語』の序章を読みました。改めて読み応えがある本だと感じました。

夕日が差し込む中、受講生たちの朗読の声だけが聞こえてくる、言葉にあらわせないひとときでした。

通学中にいじめっこから逃げてきたバスチアンが、古本屋に隠れます。そこでコリアンダー氏と会話し、氏が席を外す間に、一冊の本に目を奪われます。本の題名は『はてしない物語』。彼はそれを盗み取り、走り去ります。なぜそんなことをしてしまったのか、良心がうずきます。そして、自分が泥棒になったことに対して、父親は無関心でいるだろうと思い込んで、彼はますます悲しくなるのでした。彼は盗んだ本を携え、学校の屋上へと忍び込みます。そして、自分の居場所がないかわりに、本を開くのでした。

ことば3~4年クラスは、これで終わりです。

受講生のみなさん、2年間ありがとうございました。