福西です。
『旅のはじまり』(竹下文子、偕成社)を読んでいます。
2/26は3~5章(32~63ページ)を、3/5は6~9章(64~98ページ)を読みました。残すところ、あと3章。読了が見えてきました。
5章では、崖伝いの道を体を崖に這わせて進む箇所があり、ハラハラしました。
7、8章では宝の地図と現在の様子との食い違いに直面し、なんとかそれをクリアする下りでした。
9章ではいよいよ宝の箱を見つけました。そこで、今まで頼もしかったサンゴロウが、「開けるのがこわい」と言います。「苦労して手にいれた宝が、もしも、なんの役にもたたないがらくただったりしたら」と。
すると、これまではサンゴロウの後に着いてくる程度の役だったケンが叱咤激励役に回ります。
「あけてみて、もしだめだったら……だめだったら……またさがせばいいんだ。あけられないなんて、いくじなしだ。」
と。サンゴロウは、「ケンのいうとおりだ」と、箱を開けることに同意します。さて中には何が……というところで、次回になりました。
最近は、音読だけで30分ほどたちます。受講生の二人とも、すごい音読の体力だなと感心します。お家の方がいつも本を読んでくださっているからだと思います。
俳句は、以下のものを紹介しました。
2/26
掌にふくれ乗りくる春の水 泊月
川底に蝌蚪の大国ありにけり 鬼城 (蝌蚪=かと、おたまじゃくし)
3/5
つばめつばめ泥が好きなる燕かな 細見綾子
チューリップ喜びだけを持つてゐる 綾子
暗唱のあと、前回の俳句も含めておさらいしました。