0307 山の学校ゼミ(倫理)

浅野直樹です。

 

デカルトの『省察』の残りと『哲学原理』を読みました。

 

すべてを疑う(騙す悪霊がいるかもしれない)→「われ思うゆえにわれあり」は確実だ→神は存在する→物質や身体も存在するだろう、というのが大まかな見取り図です。

 

「われ思うゆえにわれあり」は独創的で説得力もありますが、神の存在証明はアンセルムスの焼き直しのように思われ、現代の私たちが説得されるかどうかは微妙です。