浅野です。
Aさんはお休みでした。
Bさんは練習問題からは少し離れて、概念についての疑問などをいくつか質問してくれました。最も引っかかっていたのは定数という言葉です。最初は、変数ではなく定まっている数だと説明したのですが、それなら定数を求めよという問題で2つ以上の答えが出てくるのが納得できないと言われました。あれやこれやと言い合いながら、最終的には(出題者が)文字として注目しない数といったところで落ち着きました。数学に詳しい方ならもっとよい説明をご存知でしょう。たまにはそうした概念の整理もいいかもしれません。
>概念の整理
そういう質問が生徒から出てくるところが、なかなかよい雰囲気です。
じつは、昨日亮馬先生と、数学の話をしていたのですが、じっさいは数学の話と言うより、
サイン・コサイン・タンジェントの「意味」がなにか?議論しました。
サインは sign ではないですね。では、何の意味?tangent は「触れる、触れている」という意味
ですが。答えはなく、まだなにも調べていません。でも、三角関数は、高校時代に一番痛い目に
あった単元で、苦手意識を持った理由の一つは、こういう日本語のようで意味のよくわからない
ことばのせいでもあっただろう、と振り返ると思います。こういうことを数学が好きな先生は、
喜々として説明してくれるのでしょうが、機械的に問題をたくさん解かせようとする先生は、
きっと相手にしてくれないと思います。ときに、立ち止まり、概念や言葉の意味に注目するのは
大切です。数学に対する尊敬の気持ち、愛着の気持ちは、そうしたところから芽生えると思います。