浅野直樹です。
41節の途中から42節の途中まで進みました。
近代の科学はwhatやwhyではなくhowを問うプロセス重視のものになったといった内容です。この点において、近代の科学がものづくりをする職人に似ている側面もありますが、科学にとっては最終生産物が副産物にすぎない(プロセスを理解することが目的である)という点では職人と異なります。
このことは分業の進展と関係があるのではないかと受講生に指摘されました。このあたりの箇所でアーレントは特に分業とは関連づけていませんが、確かにそうだなと思いました。