しぜんC1(2018/12/17, 2019/1/21)

2018/12/17

「冬学期」1回目の記録。

この日はSosuke君が、早めに教室に着いたので、「落ち葉のお風呂」を勧めました。
秋にいっときだけ教室前に出来る紅葉の絨毯を掃き集めたものを、何だかもったいなくて大きめのダンボールにとっておいたものです。
「うわぁ、あったかい・・・」と気持ちよさそうな顔をして、本当にそのまま眠ってしまうのではないかと思うくらいずっと、Sosuke君は顔だけ出して、みんなを待っていました。

Tokio君、Yukinaちゃんが揃い、残るSaeちゃんが遅れてもうすぐ到着するということだったので、Tokio君が落ち葉の山に隠れ、みんなで協力して完全に隠して待ち構えました。

今日は少し悲しいことがあったというSaeちゃんでしたが、落ち葉に埋もれたTokio君のドッキリに笑みがこぼれ、ふこふこの「落ち葉のソファー」に包まれているうち、すっかり笑顔を取り戻してくれたのでよかったです。

Saeちゃんは、基地の「呼び鈴」に使えないかと空き缶を持ってきてくれました。拾ったドングリを入れると、「コロンコロン」ととてもいい音がしました。

この日も、暗くなるまで「ひみつ基地」づくりをしました。

2019/1/21

年が明けて久々のクラス。みんな教室に揃うと、もう気持ちは決まっています。「ひみつ基地づくり」の続きです。
「いつ完成するかなぁ」と私が訊ねてみると「まだまだかかると思う」と少し笑みを浮かべながらTokio君が答えました。
どこで完成になるのか、それはみんなが決めることですから、私も楽しみにしながら、サポートを続けています。
この日も、Sosukeくんは剥がれた朽木の樹皮を使った「屋根づくり」にハマッていましたが、いつも拾っていた場所にそれがもう無くなってしまいました。そこで、何処か別の場所に無いかみんなで探したり、拾い集めたり、そうした作業を仲間たちも「楽しい!」と言ってくれたり、流れるようにことが運んでいきました。
「ねぇ、あの落ち葉、まだある?」とSちゃんが訊ねました。

いつもより少し早めに作業を切り上げて教室に戻り、最後に「落ち葉浴」をしてこの日のクラスは終わりました。(落ち葉、とっておいてよかったです^^)

(担当:梁川健哲)