福西です。
生徒が、算数の「問題」を作って私に出してくれました。元ネタは学校で習った問題だそうです。最短ルート問題、場合の数、ベン図、分数の計算が載っていました。解答も別に用意してありました。全体の作成には、おそらく2時間は要したのではないかというほどの量でした。
喜んでそれを解かせてもらいました。来週分も作ってくれているそうです。
先生視点で問題(解答付き)を作成することは、「人に教えること」(説明すること)の次に、効率の良い勉強方法です。それがもし習慣になれば、勉強の効率とモティベーションが上がると思います。
概数、最大公約数・最小公倍数のおさらいをしました。
1)小数の概数は、「0.」の部分を無視します。
たとえば、0.22の上から1桁の概数は、0ではなくて、0.2となります。
2)12と20の最大公約数
解き方
12の約数
わり算で順に分解(12になるペアを探)して得ます。
1 12
2 6
3 4
20の約数
1 20
2 10
4 5
そして、共通する約数(公約数)1、2、4のうち、最大の4を選びます。
なぜ最大のものを選ぶかというと、最小はいつでも1だからです。
3)12と20の最小公倍数
解き方
12の倍数 12 24 36 48 60 (…120…180)
20の倍数 20 40 60 (…120…180)
と、かけ算の列を伸ばします。
共通する倍数(公倍数)60、120、180…のうち、最小の60(最初に出会った数)を選びます。
なぜ最小のものを選ぶかというと、最大はいつでも限りがないからです。
よくある間違いは、最小公倍数を聞かれているのに、最大公約数を答えてしまうことです。
名前が紛らわしいので、気をつけましょう。
倍数はかけ算、約数はわり算です。