9/10の記録
このところ雨続きですが、幸いクラスの始まる頃に止んで、日も差してきました。
最初は教室で、夏休みにどんなところへ出掛けて何をしたか、一人ひとりの話を聞きながら、「しぜん」に関するキーワードを拾っていきました。
海や山の景色の他、カエルと仲良くなった話、沢山魚を釣って食べた話、いとこが犬に噛まれた話、など、生き物に関する話題も多かったです。
それまで苦手だった虫やカエルと徐々に距離を縮めつつあるYukinaちゃん。カエルは手の上で大人しくしていたり、腕や体に飛び移ったりしていたそうです。安心していたのでしょうか?
魚釣りで、餌を付けるとき、釣り針をきちんと隠すようにしなければいけない、ということは、魚は釣り針が怪しいものであると感じている、ということでしょうか?
犬は、遊びたくて飛びついたり噛んだりすることもあるけれど、どんなつもりで噛んだのでしょうか?
どんな話題も一歩踏み込むと、生き物の「気持ち」あるいは「心」について考えてみるきっかけになります。しかし、本当にそんなことを知ることが出来るでしょうか?
ひたすらにその生き物と向き合ってみることが、方法のひとつであることを示唆しました。
残り時間は、ひみつの庭のビオトープにいる生き物を観察したり、台風のあとの森に少し踏み込んでみたりしました。
最近人の長雨のせいか、見慣れないキノコがここそこに生えていたり、木の枝が折れてあちらこちらに横たわっていたりするせいか、少し不気味な感じがしたらしく、やたらと蚊が寄ってくることもあり、道の途中でひきかえしました。
季節や日によって森は様々な表情を見せてくれますし、それらを感じ取る子どもたちの敏感さというものを、改めて感じました。
(担当:梁川健哲)