ラテン語初級講読C

前川です。

「ルキリウスへの手紙」第28書簡の7節途中から最後まで読みました。
ソクラテスの例を出して、苦境にあっても心のもち方によって
平静でいることができる、と説明します。

手紙の結びにはエピクロスの言葉がよく引用されていますが、
その前置きの表現(そろそろ手紙を結びにしたい、という類い)は
毎回異なっていて、いろいろ工夫しているなあ、と思わされます(笑)

今日の一文。
Qui peccare se nescit, corrigi non vult.
「自らが誤っていることを認めない者は、直されることを望まない。」
自明のことではありますが、「誤り」を認めることは人間にとって
一番難しいことの一つでしょう。

今日のおまけは、時間の都合でありませんでした。

次回は第30書簡を読み始めます。